長福寺さんの境内にある昭和30年代に作られた建物です。
もともと「かしわ保育園」として使われていたようですが、昭和50年代に保育園の統合により、その後建物は長福寺さんが管理を行っていました。

この建物は多くの地域のかたがたや長野大学の先生などのご協力を得て探すことができ、長福寺さんのご住職、檀家総代かたがたの許可を得てお借りすることができました。
さてさて、これからどんな建物になっていくのでしょうか・・・

この部分は後に玄関として使う部分の写真です。あとで玄関と比較してみてください。
初め内装作業と平行して外の庇をはずし、足場を大工さんからお借りして、大工さんや、資格のある人に監督してもらいながら、学生たちも手伝って組み立てました。

足場を組む作業は全員初挑戦だったので、とても緊張しました。
足場を組んだ後は古くなった柱や窓枠などにペンキ塗り作業です。古い柱はエメラルドグリーンのような色だったので、もっとシックな感じにしようと濃い茶色選びました。

ペンキが壁やガラスにくっつかないようにテープを貼ってからの作業でした。テープを貼る作業はかなり大変でした。
足場の上に乗りながらの作業も始めはおっかなびっくりでやっていましたが、だんだん慣れてくると作業もスムーズにいきました。

ペンキを塗る作業もだいぶ慣れてきました。
ペンキがほぼ塗り終わりました。長福寺さんのお庭に面している壁も同様の作業をして同じ色になりました。

作業終了後に屋根の上で夕日を見ながらたそがれているひともいました。右の写真ではひとり屋根に上って夕日を見ています。
作業が進むと、倉庫が作られました。

左の写真だと黒くなっている部分が倉庫部分です。
倉庫の外壁には漆喰を塗りました。
職人さんみたいにきれいにはできないので、でこぼこに作って、ビー球などの入れたりしてつくりました。

作業は大工さんと大工さんの知り合いの方が働く東部町(現 東御市)にある施設の方と一緒に作業している風景です。
左の写真は屋根にペンキの吹き付けです。本当は屋根の瓦を全部変えたかったのですが、そんなにお金がなかったために現状あるセメント瓦にペンキを吹き付けてきれいにしました。
右の写真を見るとペンキを吹き付けた部分とそうでない部分の違いがわかりますね。

屋根の作業と平行して今度は建物の壁に漆喰を塗ります。

左の作業は漆喰を水で溶いている作業です。学生たちも始めてやる作業ばかりなので真剣な表情です。
壁は古い漆喰があったのでそれを一度全部はがし、一部補修が必要なところはモルタルを使って補修しました。昔の土壁を間近で見ることができ学生たちも感動していたようでした。

右の写真は漆喰を塗っているところですね。

一見すると学生も職人さんのようです。
この漆喰塗りは私は(事務局長)すごい好きな作業でした・

学生たちの漆喰の塗り方を見ていると丁寧にやったり、一気に塗っていったりと性格がすごくでるのでおもしろかったです。
漆喰を塗ると右の写真のようになります。左の壁は施工後、右の壁は施工前です。
漆喰が塗られるとだいぶきれいになってきた感じがしますね。
これで壁の漆喰の作業は終了ですね。多少柱などについてしまったりしていますが、白く塗られてきれいになりました。
離れたところから撮影したものです。離れてみると漆喰が塗られてきれいになったことがよく分かります。
さて、残りの倉庫部分の塗り残しも塗りましょう!
ほんとんど完成に近づいてきました。新しい庇の取り付けです。一番大変だったのは庇を取り付けるため土台を置く高さを調節するところでした。縁舎に向かってかなり沈み込んでいるので水平をあわせるために、土台をあげたり下げたりで大変でした。
庇の作業が終わり最後に生コンを犬走りの部分に流し込みました。生コン車を間近で見るのは初めてだったのでちょっとした社会科見学のようでした。
生コンを流す枠は上田の地域通貨グループ蚕都くらぶま~ゆの方でできる方がいらしたので一緒に作業をしてもらいつくりました。

先程も書きましたが建物に向かってかなり沈み込んでいるので結構生コンが必要でした。3立米(3㎥)ぐらいでした。

左の写真は生コンをならしている作業です。
さあ、地域の拠点ネットワークハウス縁舎が完成です。
最初の写真と見比べるとかなり変わりましたね!

相変わらずは2本のびた煙突だけです。
(煙突はかしわ保育園時代に使われていたようですが今は使っていません)
現在の玄関部分です。玄関らしくなりました。
外には掲示板も設置しました。掲示板は地域からの情報を掲示したり、こみっとの情報をお知らせするように使われています。

地域の拠点づくり

~ネットワークハウス縁舎ができるまで 外装編~

実施期間 2003年 4月 ~ 12月